ストレッチで体調不良にさよならを。
肩こり、腰痛、膝痛などの症状でお悩みの方はいませんか。
その主な原因は、運動不足とストレスかもしれません。
体に負担をかけない簡単なストレッチを実践してみてはいかがでしょう。
運動意欲が高まることで、体調不良の改善効果が期待できますよ。
無理なく手軽に
体調不良の主な原因は、運動不足とストレスです。いきなり激しい運動をするとかえって調子が悪くなる恐れがあるので、無理なく簡単にできるストレッチがおすすめ。首、肩、背中の筋肉をほぐすことから始めましょう。
筋肉を伸ばそう
ストレッチの目的は柔軟性の向上ではありません。柔軟性には個人差があるからです。目的はあくまで筋肉をストレッチ(=伸ばす)こと。筋肉を伸ばすと血行が良くなるため、健康効果アップに期待ができます。
筋トレとは別物
ストレッチのことを筋トレと捉えている人がいるかもしれませんが、まったくの逆。筋トレが筋肉を強く収縮させるのに対し、ストレッチは縮まろうとする筋肉をゆっくりと伸ばし、心と体をリラックスさせる運動です。
「ついでに」でOK
ストレッチは1日やった程度では効果が期待できません。長く続けることが大切。テレビを見ながら背中を伸ばしたり、新聞を読みながら膝を押し合ったりするなど、何かの「ついでに」するとより長く続けやすいでしょう。
[ 肩甲骨引き寄せ ]
目安の時間/30秒×2セット
❶背中で両手を組む
まずは足を肩幅に開きます。背筋を伸ばし、お腹をへこませたら、両手を背中へ回し、指を組みます。
❷組んだ両手を高く上げる
肩甲骨を真ん中に引き寄せ、胸を大きく伸ばし、組んだ両手をできるだけ高く上げ30秒静止します。
[ 上体ねじり ]
目安の時間/左右各10秒×3セット
❶両手でいすの横を触る
背筋を伸ばして顎をひき、いすに浅く腰掛けたら、正面を向いたまま、両手でいすの横を触ります。
❷上体をねじって背もたれをつかむ
①の体勢から上体をねじり、背もたれをつかんで10秒間静止します。顔は正面を向いたままです。
[ 首の前後伸ばし ]
目安の時間/各15秒×2セット
❶首の後ろ側を伸ばす
頭の後ろで両手を組みます。両手を軽く押しながら、顎を胸に付け、15秒間静止します。
❷首の前側を伸ばす
顎をゆっくり上げ、首を後ろに倒します。同じ要領で左右の首を伸ばすとさらに効果が上がるでしょう。