このコーナーでは、健康な体作りに欠かせない食材をご紹介。
今回は“飲む点滴”と言われている甘酒のヒミツに迫ります。
[ 甘 酒 ]
美容効果や
疲労回復が期待できる
栄養価の高い“飲む点滴”
甘酒は材料と製法によって2つに分けることができます。1つは米麹の発酵作用を利用して作る「米麹の甘酒」。もう1つは米麹をアルコールで発酵させてできた酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて作る「酒粕の甘酒」です。
中でも「米麹の甘酒」は、点滴と同じ栄養素を含んでおり「飲む点滴」と呼ばれています。主な栄養素のひとつが脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖。摂取することで生活に必要なパワーが補給できます。また、美容効果の高いビタミンB群もたっぷり。さらに、麹菌には効率よく栄養を吸収し、エネルギーに変換する働きがあるため、疲労回復にも役立ちます。
鰆とえびの包み蒸し
~甘酒ソースかけ〜
鰆・竹の子・春キャベツといった旬の食材をクッキングシートで包んで蒸しました。旨味と甘みがそのまま残り、甘酒を使ったソースともよく合います。
材料(2人分)
鰆切り身 | 2切れ |
---|---|
えび | 6尾 |
塩 | 小さじ1/4 |
酒 | 大さじ1 |
片栗粉 | 適量 |
竹の子水煮 | 50g |
春キャベツ | 80g |
三つ葉 | 1/2株 |
A | |
甘酒(濃縮タイプ) | 小さじ4 |
ポン酢しょうゆ | 小さじ4 |
作り方
❶鰆は骨を取り除き、1切れを3等分のそぎ切りにします。えびは殻と背ワタを取ります。
これらをバットに並べ、塩・酒をふってしばらく置きます。
ペーパータオルで水気を取って片栗粉をまぶしておきます。
❷竹の子は薄切りにします。キャベツは芯を取ってざく切りにし、芯は薄切りにします。
三つ葉は1cm幅に切ります。
❸オーブンシートを30cmほど広げ、真ん中にキャベツをおき、えび→竹の子→鰆と交互に並べます。
❹③の両端を合わせて包みます。これを蒸気のあがった蒸し器に入れ、強火で8~10分蒸します。
❺④をそのまま器に盛り、食べる時に紙を開いて三つ葉をのせ、Aをかけます。
山本 理江
Masae Yamamoto
管理栄養士・フードコーディネーター・6次産業化プランナー
管理栄養士として病院・行政・スポーツクラブでの各世代の栄養指導、乳幼児向けのレシピ作成・コラム執筆、愛知・岐阜・三重・静岡での料理教室を行う。また、フードコーディネーターとしてテレビ番組への出演・料理番組のコーディネート・商品開発・大手スーパーや飲食店向けのレシピ作成を行っている。
新感覚の甘酒をお楽しみください。
甘酒専門店 麹家LABO and STORE
〒431-0102 静岡県浜松市西区雄踏町宇布見8130-1
[ TEL ]080-5127-3310 [ 営業時間 ]10:00~17:00
[ 休日 ]火曜・水曜・木曜・日曜
いただいた方に
プレゼント
創業一三〇年余の老舗が手がける本物の糀で手作り発酵食品に挑戦。
明治15年(1882)創業の糀専門店。昔ながらの製法で丁寧に糀作りを行っています。蒸した米に糀菌をつけ、徹底した温度管理で作られる米糀は200g300円(税込)〜。手作りの味噌や甘酒、塩こうじなど用途は多彩。尋ねれば作り方も教えてくれます。また店内では、薄めるだけで手軽に味わえる甘酒の素600g550円(税込)をはじめ、麦麹にニンジンやショウガなどを入れて仕上げた金山寺300円(税込)なども販売。醤油やだしなどの自然食品も並びます。
林 糀製造所
〒430-0932 静岡県浜松市中区肴町316-43
[ TEL ]053-452-3675 [ 営業時間 ]10:00~19:00
[ 休日 ]日曜日、祝日 [駐車場]なし